今回はミニのぼりをさらに小さく、スーパーミニのぼりを手作りします。のぼり旗は通常、屋外にて使用する大型のもの(w600×h1800mm)が一般的ですが、それより大きなもの(大判のぼり)や逆に小さいもの(小型のぼりやミニのぼり)があります。パーツの仕様や加工の手間などから、小さいものでw60×h180mm程度のミニのぼりとして一般的に出回っていますが、今回はw30×h90mmに挑戦します。
1.パーツの準備
今回は弊社ネットショップ「Nスペース・セリアート」にて取り扱い中のミニのぼり用スリムパーツ5本セット/A-302Sを使用します。
■セット内容(ミニのぼり用スリムパーツ5本セット/A-302S)
・φ3×80mm塩ビ横棒 ×5本
・φ3×230mm塩ビ棒 ×5本
・88φ円盤ベース(1mm厚) ×5個
・チチテープミニ40(10片) ×2.5シート
2.パーツにカット目印をつける
そのまま使用すると旗のサイズにパーツが合わないため、横棒、支柱、ベースにカットするための印をつけます。ベースへの印付けはコンパスがあると簡単です。なお、印は後で消せる、鉛筆などがおすすめです。
■パーツの加工寸法
・塩ビ横棒は80mm →52mm
・塩ビ棒は230mm →130mm
・88φ円盤ベース →φ50mm
・チチテープミニ40は巾を2分割(5mm)にし、さらに糊部分を5mmずつカットして、L=30mmで巾5mmのテープを作成
塩ビ棒はカッターナイフなどで溝を徐々に入れていき、適度なところでひねるように折ると切断できます。チチテープはカッターで2分割し、両端糊部分をハサミで5mmずつ切り落とすのが簡単です。なお、作業の際は刃物などでケガをしないようご注意下さい。
3.円盤のカット
円盤は1mm厚のため、ハサミでも切れます。このとき大き目のはさみを使用すると力をあまり入れなくても作業ができます。線をなぞるように回しながら細かく切っていくと正円に近づいて切ることができます。
4.部材の準備完了!
横棒、支柱、円盤、チチテープのカットが終わったら、次に旗本体の製作に取り掛かります。
w30×h90mmは弊社でしたら布でも製作はできますが細かい柄や文字は少し苦手…。職場やご自宅のプリンターで印刷した旗でも雰囲気が出ますので試してみましょう。今回は複合機で出力することに。
5.紙でのぼり旗を作る
仕上がりがw30×h90mmになるよう、裏表(2面)を収まるサイズの紙(A4など)に配置して、カットしやすいようトリムマークを付けました。印刷用のデータはAdobe Illustratorにて作成しましたが、WordやExcelなどでも作ることができます。
トリムマークに合わせて、カッターナイフなどで、プリントをカットし、表裏糊で貼り合わせていきます。この時、表裏いずれかを一回り大きくカットしており、最後の周囲をハサミなどで切り落としたほうがきれいに仕上がります。
※両面印刷可能なプリンターなどは、両面印刷にて作成するとより見栄えが良くなります(プリンターの仕様で、表裏でのずれが生じる場合もあります)
旗の貼り合わせが終わったら、チチテープを付けていきます。接着部分が5mm角位となるよう、横の辺二角とその中央、上の辺の二角の順に貼り付けます。
6.完成
出来上がった旗を部材横棒、支柱の順に通して(横棒の頭に支柱を差し込む)、ベースに立てれば完成です。IC乗車券と比べて比較してみました。もう一回り小さいサイズも作れそうです。
<お知らせ、ご案内>
ご紹介のミニのぼりパーツ(チチテープ付き)セットは弊社ネットショップ「Nスペース・セリアート」にてお買い求めくださいませ。また、印刷物(ポンジ生地)を含む5セット、10セットの場合はNスペースの「ミニのぼり5本セット(オーダー)」よりご注文下さいませ。
それ以外のオリジナルでミニのぼりの製作をご検討のお客様は弊社「ミニのぼり」のご案内ページをご覧くださいませ。主にインクジェット昇華転写印刷にて高品位のミニのぼりを製造、ご提供致します(色数、サイズなどによってはシルク捺染印刷でも製作可能)。また、インクジェット昇華転写出力では両面印刷による、表裏別デザイン両面ミニのぼりも製作できます。
ご不明な点は弊社お問い合わせフォームもしくはお電話にてお問い合わせくださいませ。