印刷の特徴と注意点

弊社製造の印刷物の特徴と注意点についてのご案内です。弊社では広告用途の旗類において主にシルク捺染、昇華転写(インクジェット)印刷設備を用いて印刷物を製作しており、下記のような特徴がございます。

印刷の際に使用するインクなどについて
印刷方法により使用するインクが異なります。主な印刷方法の比較となります。
シルク捺染印刷
昇華転写印刷
それぞれの特徴
  シルク捺染印刷 昇華転写(インクジェット)
インクの種類 顔料インクを使用 染料インクを使用
耐光性 日光(紫外線)に強いので色あせが進行しにくい 色あせが顔料に比べ進行しやすい
耐摩擦性 昇華転写に比べ摩擦に弱く、色、色の濃さによっては色移りする場合もある 摩擦に強い
防炎(オプション) インクに防炎剤を混ぜて印刷(白場は白インクを用いる) 防炎生地を用いて印刷
その他 発色、裏抜けが良い 顔料よりも発色や裏抜けは劣るが、カラーやグラデーションで細かな表現が可能

どちらの印刷物も屋外での使用を前提としておりますので、雨や水に濡れてインクが流れる事はございませんが、掲出状況や使用環境(※)によっては色落ちや色飛び(退色)が発生する場合がございます。

※風が強い日や雨が降っている日、それを繰り返すような天候が続く環境においては、生地のこすれや吸水乾燥が生じるため、色落ちが発生しやすくなります。このため、このような環境下ではご使用を避けていただいたほうが、長くお使いいただけます。また、風の強い環境下では色落ちのほか、生地のほつれが発生しやすくなりますのでご注意ください。

上記のほか、主にターポリンなどのテント生地を用いた屋外用幕ではインクジェット(溶剤系、UV、LATEX等)を用いており、それぞれ専用のインクを使用しております。生地と印刷方法の組み合わせにより耐候性は異なりますが、昇華転写に比べ、相対的に耐候性は高くはなります。また、ご依頼いただくツール(商品)により上記以外の印刷方法、インクを用いるものもございます。

特色インキについて
シルク印刷の場合、特色指定(DIC、PANTONEカラーチップなど)での印刷が可能ですが、以下の点にご注意ください。
蛍光色の印刷 DIC584~591等 蛍光インクは日光(紫外線)に非常に弱いインクとなり、設置環境によっては掲出後2、3日で蛍光色が飛んでしまう場合がございます。このため、弊社では蛍光が飛んでしまった場合でも地色が残るよう、同系色の顔料を混ぜて印刷しております。なお、蛍光色を用いて出力した商品の印刷上の問題(印刷エラーや縫製不良等)以外の色飛び、色やけ等、色落ちなど、インクに関するクレームにつきましては対応しかねますのでご了承ください。
金銀 DIC619~621 金粉、銀粉を混ぜての印刷となります。インクの特性上、箔のような反射のある仕上がりではなく。グリッターライクになります。なお、粉末は裏面に抜けず、インクに同系色の顔料を混ぜて印刷するため、裏面は地色(地色を入れない場合は白色)となります。
パール DIC599~618 パール系の印刷は弊社では行っておりません。ご了承ください。
その他 特色指定での印刷物のインク作成の際は細心の注意を払い、合わせてはまいりますが、布に印刷する都合上、DIC、PANTONEなどのカラーチップやカラーカンプに完全に一致させる事ができません。また、指定色によっては弊社で使用している顔料では表現しきれないものもございます。予めご了承ください。
このほか、印刷についてご不明な点がございましたら。お問い合わせくださいませ。

製造設備等につきましては、弊社「設備紹介」のページを合わせてご覧ください。

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