
イベントの雰囲気づくりや来場者への案内に欠かせないツールの一つ「のぼり旗」。展示会・販売促進キャンペーン・地域イベントなど幅広い場面で活用されています。
のぼりを製作する上で重要になるのがデザイン面で、効果を十分に発揮させるためには、様々な工夫が欠かせません。今回の記事では、イベント用のぼりのデザインを考える際のポイント・注意点や、よくある失敗例、効果を高めるコツなどを解説します。
のぼりのデザインの重要性
イベント用に限った話ではありませんが、のぼりを製作する際に、どのようなデザインを採用するかによって、伝わり方や集客効果は大きく変わります。色使い・文字の読みやすさ・レイアウトのバランスなどが適切でなければ、せっかく設置しても十分な効果を得られないでしょう。
特にイベント会場や商業施設のように情報が溢れる場所では、瞬時に目に留まるデザインかどうかが重要なポイントになります。のぼりを最大限活用するためには、目的に沿ったデザインにすることが不可欠です。
イベント用のぼりのデザインを考える際のポイント

イベント用のぼりのデザインを考える際のポイントを「メッセージ」「色使い・フォント」「イラスト・写真」に分けて解説します。
メッセージ
まず「何を伝えたいのか」を明確にすることが最も重要です。遠くからでも瞬時に認識できるかどうかがポイントで、メッセージは短く、分かりやすく、直感的に理解できる言葉を選ぶ必要があります。イベント名・商品名・サービス名・キャンペーン内容など、特に訴求したい情報を絞り込むことで、通行者の興味を引きやすくなります。
また、目立たせたいキーワードを中心に構成することで、メッセージの伝達スピードが上がり、会場への誘導効果も自然と高まります。複数の要素を詰め込みすぎると読みづらくなり、訴求力が低下するため、シンプルさと明確さを重視したメッセージにしましょう。
色使い・フォント
色使いやフォントは視認性と印象を左右する重要な要素です。イベント会場では多くの情報が視界に入るため、背景とのコントラストを意識した色使いにすることで、遠くからでもメッセージがはっきりと読み取れるようになります。イメージカラーを活用すれば統一感が生まれ、イベントや企業、サービスのイメージを自然と訴求できるでしょう。
フォントについては、飾りの少ない太めの書体を選ぶことで可読性が高まり、瞬時に内容を伝えやすくなります。細字やクセの強いデザインフォントは、視認性が落ちる場合もあるため注意が必要です。また、強調したいキーワードだけサイズを大きくするなど、情報に優先順位をつけることで、一目で伝わるメリハリのあるデザインに仕上がります。
イラスト・写真
のぼりにイラストや写真を取り入れることで、視覚的な訴求力が大きく高まります。言葉だけでは伝わりにくい雰囲気やイメージを直感的に届けられるため、通行者の興味を引き付けたい場合に特に有効です。
写真を使用する際は、印刷後の仕上がりを考慮して解像度の高いデータを選ぶことが大切です。イラストを使用すると柔らかい印象が生まれ、イベントの世界観やブランドイメージを柔軟に表現できます。どちらも使い方次第でデザインの完成度が大きく変わるため、目的に応じて適切に活用するのがおすすめです。
のぼりのデザインに関するよくある失敗

よくある失敗のひとつが「情報の詰め込みすぎ」です。イベント名・説明文・写真などを一度に載せようとすると、遠くから読みにくくなり、本来伝えたいメッセージが埋もれてしまいます。また、文字サイズの大小バランスが取れていないケースも多く、重要なキーワードが目立たず訴求力が低いといった失敗も見られます。
色使いに関する失敗もよく見られます。背景色と文字色のコントラストが弱いと、せっかく近くを通る人がいても内容を認識してもらえません。特に屋外では光の反射や影響もあるため、明度差の大きい配色を意識することが大切です。
さらに、フォント選びを誤って読みづらくなってしまう例も少なくありません。装飾の多い書体を多用すると視認性が落ちますので、イベント用には不向きです。
設置環境を想定していないことによる失敗もあります。周囲の景観と同化してしまう色を選んだり、人の通行方向から見えにくいレイアウトになっていると、どれだけデザインが優れていても効果は発揮されません。
イベント用のぼりの効果を高めるコツ

イベントでのぼりを最大限に活用するためには、デザインの工夫に加えて、視認性の高いのぼり製品を選ぶことが欠かせません。風の影響を受けやすい屋外イベントでは、形状や素材によって見え方が大きく変わります。
遠くからでも読み取れる構造、風で巻き上がらない仕立て、両方向から訴求できる仕様など、環境に合ったのぼりを選ぶことで、来場者の目に留まりやすくなり、訴求力も飛躍的に向上します。
おすすめ製品
セリアートでは、イベントシーンに最適な多彩なのぼり製品を取り揃えています。一般的なのぼり旗に加え、付加価値の高い製品もございます。
流線形で存在感のある「スウィングバナー®」は、人の視線を集められ、スポーツイベントやフェスなどに最適です。
道路沿いなど両方向からの視線がある環境には、裏写りしない「両面のぼり」が最適で、常にメッセージを届けられます。
また、ポールを通す仕立てで巻き上がりを防ぐ「棒袋のぼり」は、安定した視認性を確保できるため、屋外イベントでの使用におすすめです。
リアートでは、印刷から裁縫・仕分け発送まで自社で一貫対応しているため、スピード納品が可能で、コストも大幅に削減できます。ネット印刷では対応できないような仕様にも柔軟に対応しております。
イベント用のぼりのデザインは重要
イベント用のぼりのデザインを考える際には、伝えたいメッセージを明確にし、色使いやフォントなど視認性を高める工夫が欠かせません。また、設置環境に適した形状や仕様を選ぶことで、人の目に留まりやすくなり、集客力を大きく向上させられます。
セリアートでは、一般的なのぼりに加え、スウィングバナー®や両面のぼりなど、イベント用に適した多彩な製品をご用意しており、オリジナル製作に対応しております。
イベント用のぼりの製作をお考えの場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
